ペットといってもこんな変わり種もあるんです

最初にお断りしておきます。苦手な方にはあらかじめごめんなさい。これから綴る話題はある小さな「爬虫類」についてなのです。

爬虫類と聞いただけで反射的に「ヘビ」を連想し、思わず身構える方がいるかもしれません。あ、ヘビは私もどちらかと言えば苦手です。

私がお話しようと思っているのは、名前に「ヘビ」とついてはいるけど、実はヘビではないというややこしい爬虫類「ニホンカナヘビ」のこと。

ニホンカナヘビは「トカゲ」と一般的に呼ばれ、ちゃんと「脚が4本ある」生き物です。

似たような仲間にヤモリがいますが、彼らはカナヘビたちよりも体つきがずんぐりしていて、目がぎょろっとしています。そしてよくガラス窓にくっついていたりしますが、カナヘビは石の下や草の中にいることが多いようです。

そもそもカナヘビをよく見かけるようになったのは、子供が生まれ一戸建ての家に移ってからでした。

新しい家には庭があり、そこに花壇を作った頃から初夏になると草の陰やブロック塀の上に彼らが姿を見せるようになったのです。

カナヘビの動きはとても早く、捕まえるのは至難の業です。しっぽの部分を押さえつけると文字通り「トカゲの尻尾切り」をして、逃げてしまいます。

ですから捕まえる時にはなるべくしっぽは避ける、しかし体に傷はつけないように、胴体を強すぎない力で押さる、などけっこう「技」を要求されます。

最初は逃げられてばかりでした。でも何度も繰り返しているうち、ついに一匹捕まえることができたました。

それが我が家にやってきた初代のカナヘビ。名前は「トカちゃん」にしました。その後まもなくもう一匹を捕獲。こちらには「カナちゃん」と命名。

幸いだったのは、我が家は家族三人そろって爬虫類NGではなかったということです。ですから飼い始めるに当たって、少し大きめの虫かごを用意したり、水飲み場をかごの中に作ったりを皆で行いました。

ただ、最初のうちはどんなものが餌として良いのかなどがまだ良くわからなかったので、鳥の餌に使われるミルワーム(ミミズのような虫)を与え続けたところ、これは後から知ったのですがミルワームは爬虫類には「消化が良くない」ので向いていなかったらしく、最初の二匹はあまり長生きをさせてやれませんでした。

そこでネットでカナヘビ関連の知識を仕入れ、自宅の割と近くに爬虫類専門のペットショップがあることを知り、それ以来カナヘビの餌はずっとそこで仕入れるようになりました。

あれから4~5年たちます。その間毎年数匹庭にやってくるカナヘビを捕まえ、人の手から餌を食べる事ができる子だけを飼い続けてきました。今では飼い始めてから平均3年ぐらいは元気でいてくれるようになったので、嬉しく思います。

体長は大きくなっても10cm~15cm程度、体の表面には綺麗な縞模様があり、黒々とした目が特徴的な彼らは慣れると人の手のひらの上に乗ってじっとしていたり、頭をなでると目を閉じたりします。

今家にいるのは、一昨年やってきた「デブくん」と昨年やってきた「ちびちゃん」の二匹。寒い日には二匹ぴったり寄り添って丸くなっています。そんな姿を見ると、こんなに小さな生き物にも何かしら感情みたいなものが宿っているように思えて愛しくなるのです。

私にとって彼らは癒しをくれるかけがえのない存在。わんこやにゃんこに負けないくらい立派なペットです。

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