子は親に似るというけれど

私には14歳の一人息子がいます。

私が41歳の時に生まれた子です。結婚してから5年間子供が出来ず、年齢的にももう無理かなと思い始めていた頃に授かった子供でした。

「普通分娩、帝王切開、それぞれの可能性は半々ですね」と産科医から言われていましたが、いざその時が来てみると周りが驚く程の安産で、この時ばかりは自分の「安産体型」に心から感謝したものです。

高齢になってから生んだ子供はとりわけ可愛いと言われますが、それって本当だね、と生んでみて心から思いました。

若い頃はどちらかと言うと「子供なんて面倒くさい」と考えていた方だったのに、何という変わりようでしょう。

母性本能というのは実は自然に湧いてくるものではないとどこかで誰かが言っていましたけれど、自分に関してはそれは違うよ!と思う程、とにかく息子のことは可愛くて仕方がなかったです。

私より5歳年下の夫も、生まれたての息子をおぼつかない手つきで抱き上げ本当に幸せそうな顔を見せていましたね。

あれから14年、ぽつぽつとニキビのできた顔、夫に良く似た顔立ちで、最近ようやく背丈が160cmを超した息子は中三の受験生になりました。

子は親に似る、と言いますが、最近我が息子は本当に親に似てきたと感じます。

例えば息子は幼稚園から小学校時代にかけて絵を描くことに関心が薄かったので、イラスト描きの趣味がある私は「あら~この子私には全然似なかったわねぇ」と少々がっかりしていたのです。

ところがいつのまにか絵を描くのが大好きになっており、中学三年間は美術部に在籍。3年になってからクラス代表で自画像が選ばれたり、卒業文集の表紙絵の代表に選ばれたりと評価を受けるようになりました。

また、英語が好きだった私同様、息子が一番得意な科目は英語。苦手な科目が数学というところまでそっくりなのです。

そしてもうひとつ、夫は電気関係の仕事をしていて家でも時々電気配線図を書いていますが、息子はそれを見ながら育ったせいか、あまり得意でない理科の中で、「電気」に関する単元は興味があるようで、テストがあるとそこだけ突出して出来がいいのが毎回面白いと感じます。

でも実は一番親に似ているなぁと感じる部分は、「やや融通の利かない感じの真面目さ」でしょうか。

私も夫も器用な方ではなく、一生懸命やって何とか人並みに物事をこなせるタイプ。誠実に生きることを良しとし、だますよりはだまされる方が人としては上等と考えて生きています。

息子は私たち親のこんな姿をどう感じてこの先どう成長していくのでしょう。

「親業歴14年」の私。この先も当分は「あ、またこんな所が似て来た!」と喜んだり落ち込んだりして息子を見守っていくことになりそうです。

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